極西北ネパール登山隊 2000夏



現地リポート
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隊の名称◆ 大阪山の会 極西北ネパール登山隊2000
Osaka Alpine Club Far North Western Nepal Exp.2000
派遣母体◆ 大阪山の会
目   的◆ 『ナラカンカール登頂』と『第4次北西ネパール地域の調査研究』
隊の構成◆

総隊長:吉永定雄
隊長:大西保
隊員:阿部和行 、水谷弘治 、藤本勇、 柳原武彦 、水谷徳子 、
井上田鶴子 、佐藤 朋子、 藤本光子 、新井浩 、赤山伸夫

シェルバ◆ Ang Phurba Sherapa, Mingma Nuru, CChurijing Nuru, Kancha Dawa
   

この度、最北西ネパールの未踏峰、ナラカンカール峰6062mに登山隊を派遣する事になりました。
私達は、4ケ年計画で西ネパールの国境周辺の山々の踏査、地域研究をする登山を計画して参りました。
即ち、'97年度春にムグカルナリ河上流のコジコーラに入谷して、
周辺の6159m、6328mの2座を登頂してカンティヒマール主峰 6859mを探り、
'98年度秋はその南面、西面のルートを偵察、ムグカルナリ上流の支谷へも入谷して、
未知の谷と西隣りのゴラクヒマールの峰々と国境の山を調査、
チャンラ峰南西峰に登頂して周辺の山々を調査する事が出来ました。
'99年夏にはアッパードルポ国境、ゴータンヒマールの数々の峠と6024m峰に登頂して
周辺を明らかにすると共に、西のパルチュンハムガー連山からカンティヒマール間の国境周辺へも踏査して、
ムグカルナリ河へ横断。これらの地域を広く調査をすることが出来ました。

今回、残る最北西部の地域でありますチャンディ・ヒマールとナラカンカール・ヒマールの国境周辺と
内陸部の山々を調査する登山隊を計画致しました。
1963年北海道大学隊が通過したセチ・ラ、クキ・ラ、パリ・ラ、ニャル・ラを越えて、内陸部の山へも近づき、
そして国境の山と峠へも踏査してチャン・ラ以西の山々を調査した後、
グール・コーラ(ゾキラ・コーラ)の5250mにBCを出し、ナラカンカール峰北稜から登頂した後、
南の同ヒマール山群の最高峰6521m東峰と周辺の6422mをも調査する登山隊を
2000年の夏季に派遣する計画を致しました。

どうぞ、関係各位のご支援、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

大阪山の会 極西北ネパール登山隊2000
総隊長 吉永 定雄

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