7月15日
12日 Haljeから一旦左岸へ渡り、再び右岸にもどるゴルジュになった所の 木橋が、近々に橋梁工事が始まるらしいとTakcheの
ヤクドライバーから 聞いていた、近くロシアンヘリが飛んで来るらしいとの情報もあった。 もし何かあればこれに乗れるであろう。 Haljeから村の女の子をポーターに雇う。半日行程で重量 も半分なので 賃金も半分である。彼女らは陽気で明るい。 シエルパ、KTMポーター、ヤクドライバーらもからかいながら歩いている。 だが、バラサーブ・タイフーンは紳士であるからして威厳をもって行動し、 従順なお供のTAKE、ツルジム、チベツト犬リミを引き連れ、足早に歩も進めて、 Til Kholaの急登で喘ぐ姿を彼女らに見られずに済んだ。勿論仲間達にも・・・。

 

View toward Til Kang 6369m(right) and East face in pinnacle of Nalakankar Highest 6422m(left)
このTil村下の川原斜面のブッシュの斜面にキャンプ地 3841m N30 12 937 E81 27 590を設けた。
翌日13日の朝、水谷が映したデジカメ・パノラマである。
コンパスグラスで左のピークはKang Tupang Kandumbu のピークかも・・・・?
右のピークを Nalakankar Highestと測定した。
Til村の名前が付いているからには一番高いピークを指すのだろうし・・・・・。
が、しかし少し右(北)に寄り過ぎている・・・・・?。

Nalakankar Highest 6422m pinnacle East face
キャンプの整地が終わり、KTMポーターとシエルパでTil Gaonに
デポーしてある食糧と適当なキャンプ地がないか調べに出かけた。
僕も一人であとを追う。 途中真っ黒な岩のピークがガスの合間から見えた。
夕方からテントを打った雨は上部では降雪となって壁に新雪が積もった。

Nalakankar Highest 6422m East ridge
上流へ偵察に出かけて、4292m N30 14 491 E81 25 714キャンプに来て、
正面に見上げるピークはTil Kang 6369mであるという水谷、
Takeの説を認めざるを得な い。 では、Nalakankar Highestはどこにある? ガスの中に・・・・・・?
ハイキャンプ 4618m N30 14 933 E81 25 714 に上がって、偵察に出かけるもガス が出て上部が見渡せない。
大西説は真中のハンギンググレシャーの背後にあって、 このハイキャンプから姿を見れない。
水谷、TakeはTil 村下のキャンプから見た、パノラマの左ピークがNalakankar Highest である。と主張した。
が、Nalakankar Highest East pinnacle はここからDVCのズームは見事にその東壁をとらえていた。

Zoom in Nalakankar Highest pinnacle
さらにズームしてみると東壁が・・・・・・。


6219m
Kang Tupang Kandumbuで Nalakankar Highestの国境南にある

↑画像をクリックして頂くと、拡大版でご覧頂けます。
この周辺の地図上での同定作業
僕は、ハイエストピークはこのハンギンググレーシャーの上部にあって、
左の Kang Tupang Kandumbuのピークから延びる北東稜の背後に隠れてるはず。
あまりにも、ここから仰ぎ過ぎて国境稜線の西にある頂上は見えないはずだ。
我々には、Nalakankar Hightestは、その姿を見せてくれなかった。

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