7月12日-Mahakala

11日 Haljeの麦畑を通り、Takche Kholaの流れの横、草地でキャンプした。
ここHaljeには学校があり、ゴンパもあるLIMI中心的存在。
1Kmにおよぶマニ石 がJangの方へと並ぶ。初めて沢山の子供達や若者がテントへ遊びに来て、また 木製お椀を売りに来た。
’90年代中頃までここにはポリスのチエックポストがあり Jangの方にもあったらしいが、マオイスト騒動でMuche、 Simkotへ撤退していた。
何頭ものヤク、ゾッキョによるネパール米の逆輸入や大麦の輸送が頻繁に通 る。
これらは全てプランからであって、村にはチャンもある・・・・・。


Halje Gaon
村の2時間手前の谷でキャンプして、村を見下ろせるチョルテンからの Halje村と大麦畑。
Takche Kholaの左岸には5700mから6000mのアルペン風情の岩山が連なっている。
Gompa
Humla Karnaliはチベット側になると名前はKongane Riverと名前が変わり、
Shar から道路終点のKorqag(Khojarnth)にも、これと同じ赤い壁のゴンパがあるらし い。
Om mani padme humの白字の浮き出し碑文が記されて、異常に目立つ建物。
盗仏が多く最近まで写真撮影は禁止とのことであったが・・・・・。
お供え1000 Rsを するとゴンパの全ての部屋を案内してくれた。
「写真OK?」「なんでアカン?どうぞ!どうぞ!」
赤い壁の本堂の畑側にマニ車があって、立派な山門をくぐると正面 がこの拝殿で 階段は石がひかれていたが、
磨り減つていたので相当古い建物なのか・・・。 でも、この辺りにチベツト人が入ってきたのは600年ぐらい前と思うので、
ドルポ のように古いものでもない。屋根に黄金の屋根飾りが3つある。
拝殿の玄関用幕は黒地に白の寺紋。チベツトのゴンパと全く同じで飾られていた。
Mahakala
拝殿に入るとおびただしい数の宗教劇用仮面がぶら下り、多数の新しい仏像が 祭られていた。
壁にはまだ塗り替えられていない仏画があって、このMahakala(大 黒) の画があった。
(Giuseppe/Tucci:The temples of western Tibet and their artistic symbolism III1・2:1988 New Delhi)
(Givseppe/Tvcci: Tibetan painted scrolls I・II・Plates:1999 BKK)参照

Halje Gompa
鴟尾(しび)はラサの大昭寺と同じもの。Korqug(Khachar)のサキャパ(ンゴルバ)の
ゴンパで14世紀に立てられたチベット側の寺と同じ宗派で建物の外側は全く同じ。
多分、同じ頃に立てられたものだと思う。文革で壊されたチベットのコジャ・ゴンパは再建されたが、
このHaljeのゴンパは 当時のままで古い寺である。
古い仏像、仏具などは殆ど盗まれたのか新しいものが多いが拝殿のタンカは古いものが多い。
 
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