6月30日

分水嶺に上がってみた。西にTaisolu Kholaは広がっていて、ナムナニ峰 まで広大なチベット的風景が広がる。多分この分水嶺に外国人が踏み 入れたのは初めてかもしれない。この分水嶺にはケルンがあって、Dojam の人達がヤクや羊を追ってやってきたのか?それともLIMIの人達が来たのか? なぜ、こんな荒涼とした峠と無人地帯を越えて放牧のために東西の谷を行き 来したのだろう?。ドザムの人達がTaisolu Kholaに放牧されてるヤクや羊を 盗むために・・・・?と’98年ドザムを訪れた時にアンプルバが、この地方の人達はチャンラを越えてヤクや羊を盗みに行く・・・・、と言ったのは本当だろうか?。南のLing Kholaからも、ここTaisolu Kholaへ5700mの峠というべき所の私達の6125mハイキャンプを設けた周辺にもケルンはあった。 がしかし、カルカらしき跡はなかった。

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この写真はGPS 5516m N30 20 896 E81 51 698の分水嶺地点から撮影したものであ る。
DVCのズームを静止画像でパノラマとした。 左からChandhi Himal最高峰6256m、
遠くに雪の小さなピークが第二の高峰6254mで、 2m低いだけである。三つ目の雪ドーンと立った峰が6171m、
その右奥が6101m、手前の 雪と右側の岩壁帯が国境で、 逆凹の岩峰が5908mであろう。
逆U字状のカール状岩壁帯 と小さな氷河があり、その右の岩峰が5887mとなるはず・・・・・。
この辺りは中国名で崗弄布嗄日 Kang Nung Pukari Himal と呼ばれ、チベット側に 大きなKangnung GL.がある。
ちなみに、 このChandhi Highest をS/ヘディンは  Memogangri と記した。
この背後、右手の奥に頂上付近だけチョコンと見える顕著な岩壁 を持つピークが見える。
これが方角的にChangla 6563mである。勿論changlaの南面の岩壁帯を拡大したもの と、この写真をPHOTOSHOPで拡大してみたら、
全く同じであるし、 コンパスグラスで の測定位置とピッタリ合った。まず間違いないものと思う・・・・・・?。
 隣りの真っ白なピラミダルなピークはChangla SW peakではない。
そこで、Changla SW peakからのパノラマを見てみると・・・・・、映ってますが な Changwathang 6125mとその周辺の山々が・・・・・。
が、分水嶺の南端のピーク、対岸の6015mは 映っているが この写真を撮った地点は、このピラミダルな小ピークの背後になる。
方位の線上の 5766mで  一番右端の雪のドームがRakarbu 5775mの北壁であろう。 いよいよ、同定も佳境に入って参りました。
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