日本山岳会関西支部70周年記念事業
日本山岳会関西支部西チベット登山隊・河口慧海チャンタン足跡調査隊
現地リポート
 
2005年日本山岳会が100周年を迎えるにあたり、関西支部では100周年記念と関西支部 70周年記念の海外登山並びに河口慧海師のトルボからチャンタンへの足跡調査を実施 します。ヤルツァンポ源流域の秀峰、パチュムハム峰6529m北壁とギャンゾンカン 6080m南壁の岩壁登攀を若い会員による初登攀と初登頂をして山岳会に新しい息吹き を与えたいと思います。
またネパールのアッパートルボの峠からチャンタンへと入域 した河口慧海師足跡とチャンタンを西行した足跡を忠実に辿る山旅も実施し、ヤル ツァンポ源流、サトレジ源流、インダス源流の調査をも同時に行ないます。この登山 隊と調査隊は2004年夏季から秋季にかけて実施し、100年の節目を迎える記念事業を 実施して支部会員の多くが参賀し、日本山岳会関西支部が更に大きく飛翔したいと考 えています。
 
総隊長 阿部 和行 隊長 大西 保
 
2004年7月
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2004年8月
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2004年9月
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2004年10月
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2004年11月
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<計画>
   
隊の構成
西北チベット学術登山隊2004夏・秋
JAC KANSAI Western Tibet EXP. 2004 Summer & Autumn
目標地域
西チベット、ツァンポ源流タートゥンサークヒマールの未踏峰パ チュムハム峰6529m ギャンゾンカン岩峰6080mの岩壁の初登頂と初登攀をする。同時期にネパール ヒマラヤ・アッパートルボの国境周辺山域調査と全トルボ踏査して、カイラス 周辺と 4大河源流域の調査、河口慧海師の足跡をも辿る調査。
登山・調査期間
2004年7月下旬から8月上旬はクーンブ・ターメ周辺で順 応活動、同じく中旬には2名の慧海師足跡調査として「トルボ」からチャンタンへ抜けたであろう峠までを踏査と調査をする。
チャンタン側登山隊はナムジャ・ラ周辺で再度6000m級の登山をして順応後、上記のBCに入り、2座の連続登頂と登攀を狙う。また慧海師チャンタン側の足跡を探 る調査も行い、両国の峠へ同時に登る計画。

先発:大西、大阪、嶋田、千田 7月24日からKTMで準備、28日よりクーンブヒ マラヤ。
後発:木本、青井、橋尾 8月1日から準備、クーンブに向かう。

本隊の7名は8月13日全員ザンムーからチベットへ。8月18日パヤンの西、ラルーからキャラバンを開始する。9月上旬にパチュムハム峰を短期速攻で初登頂をめざす。下旬から10月初旬にはギャンゾンカン峰の南壁にシンプルなラインを引きたい。9月中旬にはトルボ足跡隊の2名もベースに合流して、10月中旬に登山隊は終了する。慧海師チャンタン足跡調査を大西、和田、千田とシェルパ2名で西行して、4大河の源流の調査も行う。ネパールへのプラン/シミコットの国境は現在クローズされている。
隊の構成
隊長: 大西 保
隊員: 木本 哲
  千田 敦司
  嶋田 昌弘
  大阪 康弘
  青井 貴俊
  橋尾 歌子
  和田 豊司
  清水 正弘
(ネパール側隊員)
  アンプルバ・シェルパ (サーダー)
  ダワ・カンチャ
  ラクパ・ヌル
  ツルジム・ドルジェ
予 算
1700万円
パチュムハム峰 6529m北壁
 
1) PachungHam チャンタンからの眺望、左スカイラインは北東稜。
  正面の北壁
 
2) PachungHam トルボのヤンブル・バンジャン(ビジョー ルからポェ)
  間の峠からのパチュムハム峰
 
ギャンゾンカン岩峰 6080m南壁
 
1) GyangDzonkKang チャンタンのパヤンから観た
  ギャンゾンカン北壁
 
2) トルボのモェ村、ギャンゾン・ラから観たギャンゾンカン南岩壁
   
 

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