9月18日

今日は木本、Takeパーティがコルへのルートを3P登りましたが逆層岩壁帯に突き当たり、下降して国境稜線に伸びる岩稜のコルへ転進してルート工作。
谷口とAngPhurabaは西稜を偵察。正午の交信で木本達も前日のAng達偵察の結果通り、コルからの岩壁帯にルートを見出せず下降。
谷口達も西稜コルへもハンギンググレーシャーによって上部に出れず一端ABCに集結を指示。
今後のルート選択を協議する事とした。Kanti Himalを短期速効は南側からも困難なようだ。
本格的に本腰を入れて長期戦でルートを開かねばならないだろう。
今後、どうするか?来週中にはBCを去ってプラノムグの先輩達とNHK撮影隊と合流せねばならない。
今夜は苦悩の結論をださねば…・。せめて付近の6000m級の未踏峰に登る計画変更にせねばなるまい。
目の前のKantin Hiamalがあまりに立派過ぎて、コソッと登ろうという私達を嘲笑うようにそそり立っている。
まあ仕方ないか!吉永や水谷には申し別けないが、私は早々に結論を急ぎ過ぎるかも知れないが、断念としよう。
カンテ・ヒマールさん、流石あんたはご立派。恐れ入りやした。
負けました。 ほんじゃ!あんたの廻りのピークを昨春に引き続き登らせて頂きやす。ごめんなさい!
Kanti Himalの南西稜の背後に西稜のコルが見える。その左に約6100mの顕著なピーク。
6126mの国境が入り込んだピークはその奥に見えた。 (ABCより)
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