9月17日
ABCにAngPhurba、Tsurijim、Kanchaの3人のクライミングシエルパがスティ。
BCから谷口、木本、柳原3名がABCに上がる。大西はコルへのルートを見るためにABCに上がり、すぐBCに下った。
BCからABCはゆっくり後退したモレーン上を歩いて4時間で約5100mで、Kanti Himal頂上から東側国境稜線にかけて400m〜500mの岩壁が続き、お椀の底のモレーンにぽっつりABCが設けられている。
コルへ向かって南西に岩稜が続き、そのコル5400mにルートを見出そうとAngPhurba 達が上がったが岩壁帯が東側に続いていた。
写真の真中、左から二つ目の落雪デルタからまっすぐ上がり、左上して扇形岩壁の下からガリーを上がり、左気味に上り詰めて稜線ハンギンググレーシャーの真中に弱点を見出した。
このルートを明日、木本、谷口、柳原、Ang、Tsu、Kanの6人で早朝からルート工作をしてみる。
ここしか、今の所ルートを指摘出来なかった。
今朝の降雪が薄っすら積もっているが、殆ど岩登りが続くルート。
さて開くことが出来るか?短期速効なので、20ピッチ、1000mのフイックスド・ロープを設置出来るのでしょうか?
「ここを3日間で開けなかったアカンぞ!!」と谷口、木本に言ってBCに急いで帰った。
BC手前の小川は好天で増水して、股まで徒渉を余儀なくさせられた。
BC9:00――ABC1:10――BC2:40
BCにて: Typhoon 9/17 Pm4:00


好天でABC5200mのABCまで上がり一人BCに戻り、テントの中で送信を。
昼間は通信状態良くなく、日本時間の12pm頃に。
マビカ中々調子良し。
ABC5200mより、Kanti Himal主峰東国境稜線コルを見上げた予定ルート。
撮影:Ang Phurba Sherpa
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