金沢健隊長、大西副隊長、 三谷統一郎、木本哲、堀弘、谷口守、光永正樹、塩田純一 アンプルバ・シェルパ、ミンマ・ヌル、ダワ・ヌル、ツルジム・ヌル、カンチャ・ヌル、サルキ(コック) 9/2からメンバーはゴサインクンドで順応活動を行う。 一方シェルパによりチャーター・ヘリで隊荷を輸送。 9/17にメンバーは全員カルモァ・カルカへチャーターヘリで入山する。 2日後4800mにBCを設けた。9/22黒岩の上5800mにCTを建設。 翌日CUへのルート工作中、アンプルバ、谷口が雪崩に巻き込まれるも、クレパスに落ちた谷口はアンプルバのクランポンで怪我。 9/28それでもCUは懸垂氷河中6500mに建設。 10/9にエプロン下7150mのクレパス中にCVを建設した。 絶えず上部からのチリ雪崩の恐怖におののくCVであった。 10/12CVに入った谷口、木本、堀は第一次アタックを敢行するが、悪天候と強風でエプロン7450m付近迄で敗退してBCに下る。 金沢達も翌日試みCVに入るが悪天候に襲われ敗退。 10/16第二次隊の三谷、パサン・ツェリンの2名も7540mまで、板状雪崩により敗退。 第三次隊の木本、堀の2名は降雪のためCUに上がっただけで動けなかった。 10/19BC撤収、サムドー、ラルキャラ峠を越えガオ、マルシャンディ川へ出て、ベシシャールへ至り、チャーターバスでKTMに戻った。 11/4 大西、谷口、木本、堀、西平、吉田大使らはチャーターヘリでランタン谷のキャンジン・ゴンパへ飛び、その日は一旦下りランタン村。11/6にキャンジンに戻り、翌日ガンジャラ峠へのヤンジュン・キャッサ4300mに上がりBCとする。 11/8ガンジャラ手前4900m迄上がり順応をする。 11/9谷口、堀、アンプルバ、ダワ・ヌルが昨日の到達点上部にハイキャンプを設ける。 2:00pmから降雪、深夜に降雪激しくキッチンテント崩壊。 テントは一晩中除雪。ハイキャンプも同じ。 翌10日は一日中降雪激しくハイキャンプ、BCテントとも雪に埋まる。 朝方には雪も止み、BCで1m50、ハイキャンプは2mを超す積雪。 11日全員BCに集結して、12日早朝にBCからハイキャンプを撤収し、猛ラッセルを強せられながらキャンジン・ゴンパに戻る。 13日カトマンズへ連絡を入れ、8:40チャーターヘリが到着して9:30にはKTMに到着した。 以後ゴーキョ遭難事故の手伝いで、カトマンズ、シャンボチェと遺体と共にする。 サイクロンによる豪雪を初めて経験した。 Back |