北西ネパール登山隊の記録 |
隊名: | 大阪山の会登山隊‘97年春 Osaka Alpine Club Expedition '97 Spring |
目標: | カンティ・ヒマール6859mの偵察と周辺の無名峰登頂 |
隊長: | 吉永定雄(65) |
隊員: | 大西保(55)谷口守(48)柳原武彦(35)大津二三子() |
シェルパ: | アンプルバ・シェルパ、ミンマヌル・シェルパ、カンチャ・ダワ・シェルパ、 |
ミンマ・テンジン・シェルパ(コック) | |
LO: | リエゾン・オフィサー:プルソツタム・ネパール(35) |
期間: | ‘97年4月2日から5月31日 |
計画概容:
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登山申請はパトラシ・ヒマール峰6450m北壁で申請した。 すなわち目標のカンティヒマール。 ヒマールはまだ解禁されていない山である。 カンジェロバ主峰6885mの北北東の国境沿いに目指す高峰は存在する。 それもカンジェロバ主峰に殆ど遜色のない高峰である。 と吉永が永年の計画を温めていた山である。 ‘71年の春、彼等の登ったツォカルポ・カン(6556m)の頂上からのパノラマ写真を持って 96年の年末に会社に現れた。新年になってカンデ・ヒウンチュリ(6627m) ’72年に登った東京山旅倶楽部、記録 を読んでいるうちクジ・ラからの写真の右端の山が、 このカンティ・ヒマール峰であることが解り、撮影者の桑畑茂氏より写真提供して頂いた。 |
南面からの写真では、岩壁帯が6000m台にあり、 クーンブ・ヒマールのギャチュンカン峰に良く似たかっこうの良い山である。 カンデ・ヒウンチュリの頂上からは、南側のタクラ・コーラの右俣奥の コルに上がる国境稜線への氷河が小さく写っていてコルには達する事は出来そう。 98年秋にこの南面からのルートをカンティ・ヒマール峰で 日山協に申請手続きをして、97年春はムグ・コーラを溯り、 ムグ村からプラノ・ムグ(旧ムグ村跡)のコジ・コーラに入り、 最奥の峠を越えて北側、すなわち国境を少し越えて、 国境沿いの無名峰に登り、カンティ・コーラを北側か。西側から接近してみる。 多分、外国人は初めて入る谷であるに違いない。 誰も知らない?山へ。とにかく面白い事になりそう。 |
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