27th.JUL
フライトウェイテング五日目
 奥田と小林は今夜のRAダイレクトで帰国。小林は月曜日にはお仕事で、奥田は8月3日着のTGで今秋のTeam UKYOのサポート隊でエベレスト隊のスタッフになってるので、どうしても今夜のRAに載りたい。と、昨夜からワイワイ言う…・。
飛行機が来たらどんなヒキヨーな手を使っても搭乗するのだ!とわめくタイフーンに恐れをなして、ホテルのアマンド・セルチャン氏も解っているらしく、朝早くからコスミック・エヤーとシャングリラ・エヤーの事務所と空港をウロウロしていた。「バラサーブ2枚シート獲れたでえ」とお茶を飲んでたらオヤジが言った。「セカンド・フライトは全員獲れてるけど…!誰をファストフライトにする?」
「今日は絶対大丈夫!セカンドフライトでもいいかあ」「奥田と小林を先に…・」と軽い気持で彼等をファスト・フライトに載せることにした。これが大問題になるとは…・・。部屋に帰り、荷をまとめて余裕のベットインの熟睡!ブーンという音!慌てて空港を見るとコスミック・エヤーが来た。アンプルバとカルマとD.V.ライとパサンディキが僕達の荷を運び込んでいた。つづいてシャングリラ・エヤーが到着。奥田達の載った機は雲の彼方へ飛び立ち、すぐ後発のシャングリラ・エヤーも飛び立つ。「バラサーブ、朝食を早くお済し頂きまして空港へお越しください」とアンプルバ。ホテルの全員と握手と再会を約束して、空港待合室へライター隠しつつ入るが、しかし…・・。1時間、2時間経ち「…・ン?どうして来ないの?」と冷静に標準語でアンプルバに問う。「…ン?どうしてでしょうね」「11時過ぎ、ポカラの雨が止まず、今日はキャンセル!」の大声のアナウンス。「…・・ン?」朝昼兼用、タルカリダルバートを全員でヤケ食することにした。「奥田をナンで1番機に載せた!アンプルバ!」「アホ!」カルマが笑いつつ、「トルボ教室4日目を…・・始めますかね」
 ホテルのオヤジが「今日も学校で地域対抗弓大会がありますので、ぜひどうぞ!」というものだからアンプルバと出かけることにした。
 2時間程見てホテルに戻り、バスタブに浸かり昼寝とした。夕食もタルカリダルバート定食で6時には就寝した。ヤになっちゃう。
 

標的の板は約30m以上はある校庭の両隅にあって、交互に射る。
あんな点(直径10cm)みたいな「的」に当る訳なんかないヤン。
案の定2時間経過して、やっと的中者が現れて賞金6500Rsをひとりじめする。
まあマグレというより偶然かも・…?
1試合100Rsで5人の選手が1チームを組み、各村から出る。
3本の矢を射る。出場チームか5組で2パーティに分れて試合開始となった。
的の板にも矢が当ると得点なのだが、ルールは良く解らなかった。
これを5日間するから、一人の出費が何千ルピーとなる。
まあ早く言えば「賭博」なんですなあ。食事、飲物、酒などは婦人会のボランテァで収入は学校へ寄付される。 
 去年のカッチャル・ドライバー、ホテルの一人息子や顔見知りが沢山出場してた。
でも、酔っ払いが矢の射る合間に会場を横断する奴とか、ひやかす奴が増えてきて殺気出して来て、
誤射はご寛容に!ということになるのが怖くて早々に退散。
あの生意気なジャパニーズめ!と集団で撃たれる危険ありを察知・・…?。

 

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