7月25日
キャンセルフライト三日目。
朝の3時からに太鼓と笛の音…?「雨乞い?イヤ違う?雨止祈祷?…・」明るくなる5時前、石畳の道に雨跡で濡れているし、今朝は一段と雲が低い。キャンセル間違いなし…。みんな笑ってるけど、若干顔は引き攣っている。
 諦めが肝心!今日から朝めしは止めてネパール人式の朝昼兼用昼食のダルバートにすることにした。この方が飛行機に載る準備をして「いつでも空港待合室直行出来まっせ」スタイルにして、慌てないで食事が出来る。キャンセル決定!してからゆっくり食事!
 奥田は食事後、ネパール語講座開始。僕はカルマとトルボ講座第二日目。講座を終えてから、203号室の奥田部屋のバスタブに浸かり「半身浴」をする。快適!快適!こうなったら温泉気分で行こう…・。夕食は、カレーうどんをこしらえて、ブタ肉を購入してブタ肉入り野菜炒めに、キムチ炒飯を食して、7時に就寝。
 
「ドルポ」大谷映芳著(ネパールヒマラヤ奥地の聖地)(解説:吉永定雄)七賢出版、2002
写真集にある写真の説明:トルボの湖、その代表的なポクスムド湖には魚はいない。
その他のポカリや川にもいない。確かいないと思う。きっといない。
チベット側の湖には無数にいたけど……。
トルボの人達は魚を食べない。まあ、魚がいないから食べないかぁ。
カイラス詣でチベッタンがマナサロワール湖で干し魚を売っているのを買い求める?
あれは妊婦の薬として求めるのだから…、食用ではない。
前置きはともかく、写真はチベット語で「タシタゲ」という。
8種類の幸運という意味。つまり8と言う数字はGood Luckの意味で
「ご機嫌よう、幸運を祈る、お元気で、という意味です…?とカルマとアンプルバは言った。
それ以上詳しいことは我々3人の知識では解らない。
 
トルボのシーメン村のカルマ、現在はプレムのトレッキング・オフィスに所属している。
Eric・Valli & Diane Summersの写真集:Caravans of Himalaya :London,1995
の撮影でエリックがクン・バンジャン途中まで行った時に、また全行程を通じ同行。
大谷映芳TV撮影チームに全ての同行ガイド、根深誠、関野吉晴同行、
エリック監督の映画「キャラバン:Himalaya」にも撮影隊同行ガイドなど。
英語堪能で、なかなかのいい男である。次回は一緒に行こうと約束したけど…・。
 
スノーランド・ホテルのボーイのビットレとコックのハリー君。
毎日、ベットとタオルを取り替えてくれて、食事時はいつも“ニッコリ”のビットレは帰る時に
「こつそり…、食事代伝票まけときましたバラサーブ!」と言った。
コックのハリーは必ず拝み手で挨拶して、ダルにギィーを混ぜるなだの、
油を少しにせいだの…、米が堅いだの…、ラザニアにチーズが少ないし、
焼き方はもっと焦がせだのなどの注文にいつも笑いながら「解りやした。バラサーブ」と答えた。

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