7月24日
キャンセルフライト二日目。
デポ荷も完璧に出来上がり、早朝アンプルバは倉庫へ荷物を入れた。早朝といっても真夜中の3時には起きてるタイフーンはチベッタン・ブレッドの朝食を採る頃には腹が減ってタマランでんがな・・。6時前には空港にやってくる人達を見てた。「ンン…N!雨・…?」
空港背後のティミ村はガスっている。案の定、今日もキャンセルとなる。
 こうなったら寝るか、本読むかするのみ…。奥田はD.V.ライとネパール語のお勉強。
小林は読書。タイフーンはシーメン・マンチェのカルマとトルボ講座第一日目。
1) 先ずDolpoの発音!カタカナで書くと慧海師が最初に発音したトルボが正しい。
2) カルマに発音させるとドでなくて、「ト」となる。末尾はポでなくて、「ボ」である。
3) 峠越えルート:ナムコン(ナムグン、サルダン)の人達はクン・ラを越える。シーメンの人達はヤナン(エナン)・ラを越える。ティンキユウ、ド・タラップの人達はマリン(マユン・マリユン)・ラを越える。この峠越えは各村でおおよそ決まっているらしいくて、この説は間違いないようだ。
4) シーメンのカルマの正式名はカルマ・トンドゥ・グルンという。
5) ニサルのヤンツェリン・ゴンパへ帰るラマもカルマも新地図、インド測量局地図にも記載されてあるニサル〜シーメンへの路は、動物(ゴラ、ヤク、カッチャル)は通れないが人は通ることが出来る路はあることはあるが、現在は殆ど使用されていない。コマからルリへの路は、今では一般的で、これは動物使用は可能で近道としてニサルの人達は使用しているらしい。
 
ジョムソンの空港前の道路は、石畳がこんなに奇麗に出来上がりました。
道とか、路という表現ではおかしい、立派な道路なんですなあ。
羊、カッチャル、ゴラ、自転車、バイク、牽引トラクラー(砂利、ホテル送迎)などなどが走ります。
異常なのは、毎日、早朝マオイスト対策でアーミーが隊列を作って訓練で走るのだ。
重い色々な銃器を持って…・。だけど偉い人は持たない。そいつが石畳でつまずいて…・、
「ドデン」と飛び込みスタイルで倒れた。兵隊は笑わないが、2Fのベランダで笑いこけてしまった。
それから7時前になると空港、飛行機会社の関係者が毎日、三々五々集合して…、
お客はキャンセルを告げられると何処へか去って行く。これを見るのが早朝日課となる。
 
 

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