18th.JUL
奥田達は5720mにハイキャンプを設けて、Kumlung Himal 6335m西隣りの6225mのSW方向6042mのコルに出て、北稜からサリブン峰を目指したがコルでガスが出て、ツエルトを被り3時間待ったが、ガスが消えない。スタカットで進んだが、奥田がクレバスに落ち、ガスの中の行動に危険を感じて下山して来た。と報告する。登山期間の6日間は全て雨であった。「オオニシしゃん、ABCへ上がってもアキまへんでえ」「天気ごっつう悪る、おまんがな」「これからも天気アキまへん」「降りまひょ」「帰りまひょ」「一緒に帰りまひょ」「アホ言うな。これからムスタン2座めを目指すのだ!」「ババババ…・バラサーブ!テンキ・ノー・グッド・サー」「ダウン・イズ・ベスト・サー」まあ、こんな調子でみんなが下山を奨める…・・。「ああああ!もうテントたたんでるぅー」奥田のスタッフ達も手伝ってるやん…。奥田までもが……。「今日もナッカリ・ダモダールクンドでバラサーブがカシ買って、ボク達食べるモンネ!」とネパール人らは騒ぎ一目散に下山開始。奥田ももちろん同じような戯言を述べつつ…・。2時間後、ジャスト12時に小屋横のヤラ村カシ放牧テント着…・。カシは3500Rsで購入して解体作業が始まった3時、雷鳴と雨が本降りとなる。「カシの呪い」と奥田は小声で呟いた。
 
17日、午後5時半、BCへ小林隊員は元気に下ってきた。迎える奥田。
 
朝のBCは上天気で手前のモレーンの上から真中の雪山6358m、
下部三角形岩壁の下を行き、Kumlung Himal6355m(見えない)の右端のピーク5925mと
その手前の6328mから東に伸びる岩稜の間の氷河へ入りABCへ達する。
6358mの左6246m、6284m、6337mと東へ伸びて、
Bhrikuti Sail 6361m(ここから見えない)へ続いていて、
この当たりをLugula Himalと新地図には記されている
 
奥田の撮ったABCからのDamodar Himalの最高峰、
Khumjungar Himal 6759mは右の二つのコブからなる奥のピークで、
手前は6460mである。左の雪のピークは6505m、
その横、三角岩壁の奥は、この大きな氷河の真中に島のように突き出た6226mピーク。
 
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昨日の川岸段丘の降り口からSW方向を見ると左から6328m、
6460mと続き、この山塊Sherapko Himalで最も高い6460mで、北へ伸びる尾根にベッタリと雪があった。
 
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BCからサッカリ・ダモダールクンドへ下り、ラマ・チョルテンからSEを見ると
反対の写真となる、尾根上「まぁ―るい二つのコブ」の間は
6460mの双耳峰のNE峰で北西側には懸垂氷河がかかっていて6460mへと到る。
右の小さな氷河は6195mのNW側でItiya Khola(JAC Vol.II附属地図になし)側となる。
 
左の連中は奥田パーティのスタッフで、真中の黄色の上等フリーツ(アッサンで450Rs購入)が奥田で、
ただボーット見てる。右はタイフーン・パーティでパッキングは終了してるのだ。
私はコーヒー呑みつつ、サボッてる奴を監視中…・。
『奥ダぁー、お前サボッたらアカンやんけ』
『ボ…ボクはサボッてまへんで!みんなを監視してるんでっせ』
『そやなあー。ふたり監視人はいるナー』
『偉いタイフーン・バラサーブは全く、何もせんしナァー』
『ね!ふたりいるでしょう』
ふたりのバラサーブの会話。ふたりバラサーブいるから、今回もややこしい。
 
Arniko Chuli Exp. Members and Salibung Exp.membersの大集合といっても、
シァルパはアンプルバのみで、他はライやネワールのキッチンスタッフ…。
何で、こんなにキッチンスタッフがいるんやろう?
堂々と真中にバラサーブ・タイフーン、右はコックのD.V.ライと奥田。
パサンディキと後はアンプルバと小林。後方の4人はコスモのキッチンスタッフ兼ポーター。
 

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