14th.JUL
9時過ぎにツァーラン村から一旦ツァーラン・コーラへ下り、鉄橋を渡り河岸段丘への登り詰めると「ヤヤ!道路じゃん!こんな所まで自動車道路が出来たんやん」といっても「ただスコップで整地しただけ」「ここまで道路ですぜィ」と路肩には土盛りしているだけの簡単なもの…。まあ道路ゆうたら道路やし…・違うゆうたら違うし…。
 このまま1Km程進むと右の河岸段丘の地震断層帯が縦断していて、自動車道路右岸となるThulung Kholaの左岸に水平路が見える。そこへ向って路が伸びていて、コーラへと下り遅い朝飯、昼飯兼用のヤキソバを食べた。水は奇麗が上流に自動車道路が続いている平原となっているので、誰も生水を飲まない。左岸ヘ出て広い河岸段丘を東へ進む。
 この河岸段丘のあちこちに侵食作用の凹みが現れて、迷路のようになっている。北の丘へ向って進み、こんどは真東に尾根上を進み、GPS 3972m N29 06 876 E83 57 813のカリガンダキの左岸の断崖から、これから行く東方向のルリゴンパ方面から背後のYaripache Dadaが望見出来る。Dhechyang Kholaの出合の左・右岸の広大な河岸段丘も見渡せる。なかなか広大な風景である。スルカン村、ヤラ村のグリーンの耕作地と柳の木が茶色の風景に栄えている。カリガンダキの河床へ向って下る。やがて柱状砂岩の中の海辺の砂より微細な砂路で砂埃が舞い、辛い下降となる。JAC Vol.II Supplementary Paperの付属地図のDe(左岸に記してあるが間違いで右岸にある)Dhiが正しい。
 村を上空から見るような崖上に立ち、村中総動員で収穫した大麦を昔ながら方法で、15〜16名の村人が向き合って、棒で叩く脱穀の真っ最中の村へと到着。カリガンダキの渡河は村の少し下流の川床の柳林の横から渡渉するが、水量はこの辺りまで来ると本流といえども大したことなく簡単に渡ることが出来た。ここからDhimi Kholaの水量は全くなくて、チョロチョロ流れる水流横の河床を進み、右岸を登ると小さなゴンパとボロボロのトタン屋根の学校横にテントを張った。先生と子供はいつまでもテントに居付いた。
 
GPS 3972m N29 06 876 E83 57 813 カリガンダキ右岸に出て、
これから進むディ村への路を下る。左岸の河岸段丘を見る。
 
柱状砂岩の中を下るとディ村へ。
 
ディ村(De)JAC Vol.IIの附属地図では左岸になってるけど、間違いで対岸の右岸にある。
スペルもDhiが正しい。村人が数人向い合って脱穀作業をしていた。
 

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