28th.JUN
 午前3時半起床、4時半朝食。すでにFUMIさんはテーブルに座ってた。5時にはポカラ空港へ着いて昨日、到着時に警察とおおモメの「圧力鍋」の引取り交渉が奥田達のサーダーのD.V.ライによって始まった。警察はマオイストに圧力鍋爆弾で署を破壊された事件を未だに根に持っていて取締っている。「何でこんなにギョーさん圧力鍋持ってるねん…、絶対アカンでえ!署で預かる。登山?それがどしたん!わしがアカン言うもんはアカンねんから」と警察トップの2m大男が訳の解らない?講釈から始まった。
「持参禁止!没収!没収!」と昨日はまあ空港で大モメ…。
空輸作戦は時々失敗することもある。これらは陸路にすれば良かったなあ。プロパンと同じ扱いにしておけば良かった。圧力鍋が爆弾事件なんて…、そう言えばそんな事あったなあー。「奥田!何で圧力鍋を機内荷物にしたアホ!」「すんません」としおらしく…。
あいつは「何で圧力鍋が爆弾?でんねん」「・・…?何で怒られるか解らん」とも言った。「とにかく、何としても警察から取り戻せ…・」バラサーブ・タイフーンは怒り狂った昨日であったので、登山隊のネパール人スタッフの仕事は信じられない事が増える…。

 あれやこれや珍事件があったが、警察の書類作成で圧力鍋は我々の手に無事戻り…。搭乗機は予定通り、このシーズンにしては珍しい好天の中を飛行して20分後に6時40分、ジョムソンに着いた。
 定宿である空港前スノーランド・ホテルのアマンド・セルチャン夫妻の「またギョーさん、儲けさせてもらいまっせ」の大阪式、歓迎含み笑いを受けたのであります。何人かは高級ホテル見物、何人かはチエックポストで「ティニ村ハイキング拒否???」を受けたり、博物館観賞や買い物をしたりして各自楽しんだのであります。
バラサーブ・タイフーンはズーッと一日中寝てた。
 
ジョムソン行きのコスミックエヤーに圧力鍋が積まれているか?奥田が確認写真を撮る。
       この飛行機は良く墜ちますですなあ。パイロットの腕の見せ所がジョムソンの強風離着陸 なのです。
さて今朝はうまくいきますか?
 
スノーランドホテルの2Fからは、旧管制タワーと旧ターミナルビルが 正面に見えて、
背後にニルギリ北峰 7061mの西壁が見えるのです。
 
ホテル・ジョムソンリゾートからの眺望は滑走路と空港前の街並みが見
渡せる。数年続いた建設ラッシュもようやく終りかけて、 メインストリートの石畳敷も完了。
この時期、オールドジョムソンの 緑の畑は美しい。
 

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