7月1日

川床の流れの辺りには多くの樺の木があります。これまで右岸、左岸とも崖が美しい景観でしたが、やがて樹林帯となって一つ目の橋を渡ると新地図ではここにトレイルが入っているが、このトレイルの峠であるンガンド・ラ(新地図ではNanダLa5415m)へ通じていますが、今では殆ど使用されない廃路になっていて、二つ目の橋を渡ると樹木の中にキャンプサイドが出来ていて、トイレの設備も完備されています。このキャンプ地はジメジメしていて殆ど利用されていない様子。対岸を急登するとラプチェがあり峠への路は解らなかった。

橋はGhyampo Kapuwa Kholaに架かっていたので、この谷沿いに路はある。左の広いU字谷へ入る前にGPSで位置を確認した。N29 15 464 E82 54 354 3687mと出たのでKapuwa Kholaへ入っていることになる。ミズタニがこの地にやって来た30年前とは様子が変わっているらしく、本人も記憶が定かでない。左岸の広い草地を進みツォ・カツポ湖(Chhokarpo Tal)の押出しの下、丁度シェー・シカール峰の東南東稜の最低コル(5290m)を見上げる草地にキャンプを張った。このコルへ登路を取るつもりでいたが、岩壁が250mぐらいコルへのルートを塞いでいて、右端にガリーが見えるがとても行く気がしない。そこから800mも頂上まである。TAKEは裏側(北側)へ出て偵察を兼ねたがガスで何も見えなかった。夕方、SEに6226mが見えて、見上げるシェー・シカールの頂稜が圧倒的なハンギンググレーシャーが「バカは来ないでね」と嘲笑的な姿をボクは見上げたのであった。
 
向こう側のプンプンコーラ側から北里大帯が上がった。右端の滝の右の草付を左斜めに上がることが出来る。鶴の姿の残雪からガリーを直上出来るだろうけど・・・「雨じゃあなぁー」と弱気のバラサーブであります。
 
カンジェラルワ連峰の北端にポッンと取り残されたようにある不遇の峰6226mは、このツォ・カルポカン峰の玄関口になる美しい山だ。標高差2226mそそり立っている。このぐらいの山なら無尽蔵に西ネパールには、未踏峰が眠ってるんだ。

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