7th.OCT
 ティンディの作る夕食はお湯だけ沸かして作るレトルト食品とお茶だけ・・・・・ ・。
僕は勿論、中華丼を素早く取った。 ズルズルと食って、あとはキテイトランプ賭博。
 朝食は大好きなパンケーキほうばり、早々に出発した。Charan(Tsaran)Kohla支 流から、 Ghami Khola の支流となるDhakmar Kholaの新ネパール地図(Lomanthan:298 3 16)1:50000の5581mと表記してある GPS 29 07 617E 83 48 621N (5617m)に、ハイキャンプを設けている。殆ど水平に近 く高度は上がらない。 目指すピークの南のガレ場状のコルから、
真西に6084m、6154mへ延びる小氷河の舌端に来た。ガレ場を30m上がると氷河上に出る。
10分ほどで横断して、再びガレ場を登ると透明な美しい湖に出た。ここに名前が付 いていてDhau Dhundhun Tal 5905mである。
ピークの南東氷壁が目の前に見えるが標高差は350mほどだけ・・…!。 温かい陽を浴びて、アンプルバフアミリーがお弁当の
パンケーキと極小のカップラーメンとインスタント焼きソバを作った。GPS 29 08 183E 83 47 464N 5930m ・・・・・というより
お湯を入れた。ついウトウト昼寝をしてしまう。「行きまっせ!バラサーブ!」とアンプルバが起こして、
仕方なく池の左側から岩稜の右手をクライムして、頂上から雪壁の取付に出る。 GPS 29 08 310E 83 47 169N 6078m
 温かい陽は粗目状の氷壁としていて、トツプが歩くとプラスティクブーツが潜る程度のラッセルである。
緩い斜度から、まあ何というか傾斜あります。・・・という程度になり、チョツト角度増してきました氷壁からフイツクスを張った。
靴の踵が見えます状態傾斜となり出してチタンスクリューで確保。ここまで4ピツチ ・・・・・・・。
下の湖が小さくなって来て高度感も増してきた。頂上に弓の形のルートをとって頂上直下へトラバース気味に登る。
「バラサーブ!どうぞお先に…!」とツルジム・ヌルが先を譲ってくれたが・・・・ ・「アホ!DVC撮影せんとアカンのじゃ」
と言って最後尾に付く。 頂上は北側に雪庇が出ていたが皆んなが立てる広さだった。360度のパノラマを楽しむ。
GPS 29 08 422E 83 46 956N 6357m 新地図(Lomanthan Sheet No.2983 16 )Copyright His Majesty's of
Nepal.Survey Department First edition 2001によると 29 08 41N 83 46 56E が登頂ピークである。
南から西にかけて空はどんより曇つていたが、全てをDVC撮影することが出来た。
もちろん登攀中も撮影を続けたんですでえー。 余裕のタイフーンさんでありました。 下降は東尾根を新地図表記 6065mへ下り、
富士山砂走り状の斜面を駆け下り、 暗くなる前にハイキャンプに戻った。
今夜も食文化レベルの低い、レトルト中華丼を「おいしい!」といいつつ、平らげてしまった。
夜は慣例のキテイ・トランプ博打をやったのであります。飽きもせず、よくやりますなあー。
ハイキャンプ 5617mから、1時間5720m少し上から西の6081m、
そのすぐ南の6154mへ延びる氷河、と目標とした6229mとしたピーク。
実はこのピークには新地図に標高表記がない。800m北に標高6229m がある。
登頂したピークのGPS測定値は GPS 29 08 422E 83 46 956N 6357m である。
この6357mというGPS測定の標高、少し高過ぎるだろう。 新地図の標高で6280mとする。
以前、何人かの岳友に6229mとしたけれど、この標高にご訂正ください。
(2001年11月26日付訂正)
 
登頂ピーク(左6280mpeakと右6229m) アラニコ(アルニコ)チュリーへ接近するために越えようとした、
Ghyun Khola へ南の峠5800m GPS 5987m E29 08 465 N83 48 777 から西を観ると
        左に私達の登ったピーク、右に新地図上の6229m。等高線は6200mから2本あつて6280m以上となるが標高記載がない。
 
氷河を横断して、前方の丸い丘へ上がる。
 
丸い丘の向こうにある湖 Dhau Dhundhun Tal
 
赤線は登頂ライン
 
「さあー!ボチボチ行きまひょか!」と大阪山の会らしく大阪弁で登攀開始。
         踵が見えてますやろ!このくらいの傾斜ですねん。
 
誰や・・?これは・…?ユマールなし、カラビナ不使用でんがな!
多分・…?ミンマ・ヌルですやろね?
 
ヨヨ・…!大分高度が増してきましたね・・・・・・。
下に見えるのは Dhau Dhundhum Tal。
氷河の舌端先の広河原の先がハイキャンプ。
 
頂稜に出る1ピッピ手前を登る。
 
ルートが出来たんで皆んなで行きまひょか!
 
やっと頂上に出ましたがなあー。やれやれでんな。
 
頂上で立ちました。6280m 
 

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