16th.SEP

 ムクチナートを東から巻いて、ラマ僧が留守のチャンガール・ゴンパを開けてもらい見物。新しい壁画で早々に退散。
村中から今年8月完成した吊り橋を渡り、Gyala Laへ登る。峠の大きなラプチェを風避けにしていると下からムスタンから
戻る欧米人グループのトレッカーが上がってきた。
 高度計で3900mしか表示しないこの峠は新地図では4017m。GPSで計測されたというがTakeの計測 したGPSでも
4100mを示していた。ここから東の砂場を駆け上るとラプチェがあり、アンモナイトの破片が無数に散乱していて、
みんながいいものを物色していた。大きくトラバース気味に平行路を進み、平地に出てアンプルバが「テント地としましょう」
と言ったが先行するキッチンスタッフ連中が谷の向こうを上がっていて仕方なく前進。小さな流れを二つ渡り、
急登して3980mの平坦地を第二次順応のベースとすることにした。
N28 52 34 E83 52 345 4156m GPS

二次順応のベースでは午前5時50分に毎朝、キツチンボーイのデンディが個人テントを廻る。
「おはようございますバラサーブ」とモーニングティを配る可愛い顔がテントを覗く。
「フニヤァ・フニャ」「ヘィヘイ」と寝ぼけ声で答える。
今朝はダウラギリI峰の頂上に美しく朝陽があたり、ひとコマ写真を撮る。
東壁から北東稜線、北壁のパノラマを堪能しているとツクチェ・ピークにも
陽があたり出す頃となり、「朝飯でも食べるか」とダイニングテントへとものぐさに出て・・・・・・。

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