LIMI's Growth Diary (13.May.2004 No.31)
 

5月13日

GWの笠ケ岳穴毛谷合宿は若手元気印組の連中とJAC関西・西チベット学術登山隊のメムバーの若手が参加して、そこへ韓国のキムさんとフランスのトーマが参加して16人もの大量合宿となった。北アルプスの山ン中でこんなに多くの若者一団(除くバラサーブ)が合宿しているのを、ネパールの公安警察が見たら「お・お前はんらマオバティでっか」と言いつつ逮捕なんかするに違いない。最近の日本の山岳会などではこういう風景は皆無であるので日本でも疑われる集団なのかも・・・・?。ビバークしてるからヒロタンなんかはベースに降りてこない。登山隊若手4人組のみベースへ下ってきた。僕達トリオは四の沢出合まで残雪を踏みしめて、お散歩をしてベースキャンプに戻るとカラスが夕食の冷凍食品、ハンバーグなど全てを食ってしまっていた。レトルトカレーとレトルトライスが3っづつ残されていたのはカラス達の配慮であろう。禁酒禁煙中のバラサーブはテント前にターフを張って眠いと言って6時過ぎには就寝してしまった。キムさんはシュラフを路に敷いてゴロ寝。トーマはテントに入って寝た。翌日はわさび平へ3人でハイキング、新穂高へ下りて温泉に入り、栃尾スーパーで食糧購入をしてベースに戻るとみんながビバークから戻り酒盛りをやっていた。キム+トーマ=ハッピーであった。翌日は降雨で一目散で帰阪。高速道路は大渋滞で深夜帰着となった。連休の5日から9日までバラサーブはJAC News Vol.5 Supplement とかを作成中で出勤して行った。ヨシナガはんと校正や原稿書きをやって、と言っても最近の印刷技術の進歩は素晴らしいらしく7日(金)朝にはWindowsで作成していたデーターをMac OSで文字訂正や写真、デザインまで触り、昼からCTPで刷版まで進み、翌く8日に表裏4色カラー印刷(菊全2台)、日曜は表紙カラー印刷して、10日(月)には製本。11日には本は完成した。ヨシナガはんとバラサーブは画面上で文字校正、訂正もするもんだから見逃しが出てくるし・・・・、日本語入力と英文入力がバラバラのヨシナガはんのワードをテキスト変換して校正するバラサーブは頭が痛い!まあ何とか、かんとかいいつつ完成した12日は「お疲れさん」であった。ところで、こいつは全てボランティアなのだそうでお疲れさんだけでもある。今週から本格的に西チベット登山隊の調べものと資料、書類作成をやり出しましたバラサーブですが、僕とも相変わらず遊んでくれています。阪神タイガースが勝っている夜はラジオを鳴らしつつ「お散歩」をしますが、昨夜のように井川が打たれ(5/12)、清原にホームランなど打たれると悲しくなるのか足取りが重く痛々しい。メンサーブは昨深夜『蛇が台所出現』騒動があり大騒ぎとなりましたが、その蛇は行方不明のままです。あの蛇は何んだったのでしょうか?どこへ行ったのでしょうか?。目の前の炊飯器の横をクネクネと通り抜けたはずなのですが?腰を抜かしつつ「ヒェー・・・・」とメンサーブは大騒ぎ・・・、「LIMIを呼べ」「TAKEを呼べ」とネボケるバラサーブは怖がって何もせず逃げるのみでありました。何で僕が「蛇はどこ?」と匂いをかいで探さなアカンのじゃぁー!大阪のおばはんは怖い!!おっさんも怖いのだ。
 
 
皐月晴れの土曜日であった。今日もお休みなのだがバラサーブは出勤するらしい。お仕事でなくて「お山のご本作り」で、出かける前に「LIMIお利口にしてるんやどお」と言った。ヤレヤレ、僕は一日ぐっすり寝ることが出来た。
 
JAC関西支部70周年記念の西チベット学術登山隊の若手メムバーの4人組であります・左の嶋田は丹沢塔ケ岳の北、何山だっけの山小屋経営イシイのところで時々バイトやってる男。二番目は名古屋の千田で冬のローツェ南壁に出かけてた。カキュカンリへも行った。トップを切って実力をつけて来たので、今回は全面的に若手指導を任せてるので安心。3番目は青井。某大山岳部で入部時からバラサーブらと一緒に岩登りなんかしてる。現役学生で就職活動中でまだ採用決定未である。右端は大阪で昨秋、大阪山の会に入会して、カナダへアイスクライミングでバラサーブと出かけていた。某市大の大学院を卒業、春就職決まったが未定。それにキモトとバラサーブの6人が登山隊メムバーだそうな。
みんな若いし元気がいい。気持ちいいくらい食べるのだ。キモトを含めて・・・・・。
 
KIMさんは京都の某美術館で絵の修理などの実地研修中で
日本語学校の同窓のトマ君と高山の陣屋朝市へ立寄った

 
つー君チの娘リーちゃん(Lielleちゃん)要するにバラサーブの可愛い初孫なのだ。赤ちゃんはホント可愛いね。ネパールの赤ちゃんも一緒だ!かわいい!

ボドナートの日本食レストランが新しくオープンしたので、オクダは出かけて昼飯を食って、ボーッと
窓の外を見てたら「フン?何処かで観たヤツ?」「そや!バラサーブの知り合いの絵描きヤさんや」
「この間、個展をシャングリラでやってたのをメール指令で行かされた」
「絵も買わされる命令メールがバラサーブから来た」「名前は解らん」
「おぉーい!絵描きヤさんァーん」「早速彼のアトリエが近くにあると言うので一緒に出かけた」
「バラサーブへ写真を送って誉めてもらわねば・・・・」「ヨガッタ!偶然と言えどもバラサーブ喜ぶ!」「きっと・・」


  映画「キャラバン」別名:Himalayaは監督がEric・Valliで彼の童話を見て作品をこさえた。Vol.1 Himalaya "L'enfance D'un Chef" であり、Vol.1の映画の続きは・・・・・。カルマとおかあさんは再婚して3人はキャラバンを続けた。村のキャラバン隊や村人が時々雪豹に襲われるのでパドマサンバブヴァのお加護を得て、ある時カルマと母から離れて僕一人で山に向かい雪豹退治に出かけた。神のおかげでユキヒョウ退治することが出来て、家に帰ると我家の新しい赤ちゃんが生まれていた。Vol.3はユキヒョウの話・・・・。話が長いようで省略します。
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テンジン・ヌル・ラマはアッパートルボのティンキュー村にあるタルンゴンパのヘッドラマでもあり、絵師でもある。ドルポ・ラマ・アムジ連盟副会長でもある。昨年夏はゴンパの法要と壁画を描くためにティンキューへ里帰り中で僕達も会えた。2001年カトマンズで大谷(映)さんの紹介で会った。この2月にカトマンズのシャングリラホテルの庭で再会。


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  ギャンゾンカン峰東峰南壁、この写真の右端にクラックがあって右リッジのすぐ左を直登する計画である。シンプルな登攀をしてみたい。アッパートルボの国境峠、ギャンゾン・ラからバラサーブが接近して昨夏に撮った写真。この本をこさえてたの・・・・。
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