LIMI's Growth Diary (30.June.2003 No.24)
 

6月30日

5月の終わり頃、バラサーブ・タイフーンは「トルボのX○△へ出かける」と僕に言って「賢く、メンサーブの言うことを聞くのですよ」「阪神タイガースも応援するのですよ」と別けの解らないことをノタマいつつ通常通り出勤して、そのまま帰って来ませんでした。
もうから1ヶ月が立ちました。
時々電話がリリーリンと鳴り、メンサーブは「LIMIちゃん大変やねんでえー」「今夜は首輪が抜けて、逃げ出して近所のアホ犬を追い回し、そのアホ犬も飼い主から逃げ出して・・・・・」「えらい、その飼い主のおっさんから怒られて・・・・」「ナニナニ!」「所がLIMIちゃんは賢いでえ」「LIMIおいで・・・」言うたら「チャンと私のところへ戻って来て・・・」「アホ犬はどこかへ逃げ出して・・・」
電話のやり取りは以上ですが、ボクは賢く「アンタはん」イコール「バラサーブ」がいなくてもメンサーブと仲良く生活してまっせ!
ボクはヒジョーに賢く生きているのに「LIMIちゃんの親戚がトルボにおつた」「何でも、おっさん。イヤ、バラサーブは1999年にトルボのティンキューとかいう所でボクと同じチベッタン・マシチーフの「ムグちゃん」とか言うヤツを購入して70日間も生活を共にしたらしい。その親戚のヤツが6月26日ティンキューの南、ドー・タラップからノマ・ラ、バガ・ラを越えてノブルカン峰というお山を登ってからマンドゥワ村(ポクスムド湖の下の村)へ向かう橋のたもとの小さなバッティ風のお家に繋がれていたのが、こいつなのです。
まあ!少しボクに似ているけど、スーッとお外に繋がれているので「毛玉が出来て汚いでしょう」「僕など日頃、バラサーブがブラッシングしてくれるし、夜はメンサーブと一緒に寝てるので、うるさいくらい綺麗に身体を拭いてもらってるのだドォー」
写真を撮ったバラサーブもヤツの名前も知らない。ヤツはバラサーブに尻尾を振りつつ吠えたらしいけど・・・・ボクの匂いが残っていたのかなあー?まあ今回はボク(LIMIの成長記録)とは関係ないけど、トルボのこんな片田舎にもボクの親戚はいるんだ。という証明かな。ボクの生まれたリミ谷のJANG(ザン村)という所は、もう少し大きな村なんだ。バラサーブもこんな写真をURLにUPするなんて「ボクも少しホームシックになっちゃんもんね」「バラサーブもきっと!きっと!そうなんだろうね」
 
 
毛玉は夏になるので生え変わるのです。おっさんお前何なんだ?どうしたんだ?オレさまを誰だと思うんだ?何で写真なんか撮るんだ?ワンワン・・・・ウゥウゥ・・・・・。噛だろか?
 
 
この4軒だけのお家にオレさまは静かに暮らしてるのだ。ここはマンドゥワ・コーラです。この村は新地図には記載がない。このまま村から右岸の路はカッチャル(ドンキー)での輸送は崖路で通行不能。バラサーブ達はここから橋を渡り、左岸を通りマンドゥワ村へ出たんだとサ。