LIMI's Growth Diary(1th,Jan,2002 No.12)

おめでとうございます。
僕も、大阪狭山のバラサーブのお家へ居候して2回目のお正月を迎えることになりました。
ここ数年、タイフーン夫婦は訪ネしてネパールの友人達とお正月は過ごしていたのですが、
今年は、カトマンズの情勢が良くないとのニュースが流れて来まして中止としたらしい。
お正月はSAARC という南アジアの7ケ国首脳会議というのが開催されて、その対応で
観光客などに「何してんじゃあー」「お前らドケドケ!」「こんな時に来んなよなあー」という
ことになってるから「来ない方がいいんじゃないの!」という友人達の薦めで中止!中止!
ということになり、久しぶりの寝正月となりました。
年末年始は去年は確か「まどかちゃん」毎日「お散歩」に連れて頂きましたが、今回は何と
バラサーブ・タイフーンと純子さんのお二人で毎夜、約1時間みっちり連れて頂きました。
お正月は名古屋以東に降雪があつたということですが、やや寒いかな?という程度の
大阪狭山でありました。昼間はお家の中に入れて頂き、早朝(朝の4時からビール呑むなよなあ)
起床、先ず朝風呂+ビール。朝飯にビール。昼前にビール。昼メシ+ビール。3時のおやつにビール。
夕食+ビール+日本酒+焼酎+ウイスキー+ワイン。
11Pmにもビールなど呑むおつさんはいつも「ヘベレケ」になってました。ホント!
3が日だけではおません。4日にお山の友人達が来ました。また呑んでました。
手打ちの「ざるそば」はツクチェの蕎麦粉がええでえー!????
年末にカリガンダキ・ツクチエ村の蕎麦粉をカトマンズのヒロ子さんから
現地直送、ノブが引取り、成田が12月19日のRA機内持ち込みで関空着で持参。
そいつを近くの加藤さんが手打ちの「ざるそば」をこしらえた。数日前に長野の青木村田沢の
一樹君からも5Kgを託送してもらってけれど、こいつは「ソバケーキ」と訳の解らないものになった。
ヒロ子さんのホテルでは「日本蕎麦店」があって同じ材質のもので食したことはある。
とバラサーブはいいつつ。「加藤はん、うまいやん」とお代わりしてた。
写真のかわいい子供達の父親のイモトもおいしい!といいつつお代わりを3回してた。
何故か最近、手打ちソバが流行ってるんです。と加藤さんは呟いていた。
そう言えば後輩の何人かも「えらい熱入れてるらしい」「?????」
正しいソバはこういう風には食べない。ネパール人(タクリーの人達は)
日本ソバのように細かくなくて、もう少し荒引きでこさえます。
(作り方はヒロ子さん直伝:付録巻末参照)


お正月の昼時、タイフーンは少し酔ってるのかな?「LIMI君」「ネンネ」と言った。
「ン?きもち悪るいジャン」「おっさん完全に酔ってる」
仕方ないから傍に寄って寝ているといつの間にか二人とも?熟睡してしまつた。
正月早々縁起が悪い写真やねえ。
 

DVD映画13本観つづけてたタイフーンは「何がナンやら解らん」とアホなことを言い
「お前!解る?」と聞いたのだ「正月からアホなこと言うな!おっさん」と正しい返答をした。
と、左手の手枕は、すばやく僕の脳天を襲った!。
「おっさん何考えとんねん」「噛んだろか、おっさん」
「何あーんにも考えてないよ。このお方さんは・・・・・」と純子さんの声が・・・・・・・。
 

イモトの長女「うららちゃん」は1才半です。
お父さんに似ず、お母さんに似ず可愛い子でして・・・・。
年末のある日、僕と一緒に天野街道自然道を散歩しました。
天気のいい日のハイキングとなりました。ひさしぶりの遠出「お散歩」でした。
 

イモトの長男「じんくん」です。年長組でお勉強してます。二人ともカトマンズで生まれました。
しばらくお父さんは単身赴任で大阪にいました。私達は川崎で離れ離れでしたが、
このお正月が済むとお父さんは東京転勤。うれしいなあー。家族みんな一緒に暮らせます。
うれしいなあー。アイツと別れられる。とタイフーンは小声で言いました。
 

ネパール人(タクリー族のソバ粉料理の作り方教室)

1、アルンク
これは、日本で言うところの「すいとん」のようなものです。
羊の干し肉(マトンや牛肉でもいいと思います)と、大根の細ぎりを良く煮込んだ
スープ(ここは塩味ですが、しょうゆ味もいいと思う)そば粉を水でゆるく練ったも
のを適当な量をすぷーんでスープの中に落として煮ます。
小麦粉で作るすいとんの要領です。最後にゆでた緑の野菜などを飾ってください。

2、ディューロ(デロとも言います)
日本の蕎麦がきを作る要領で、お湯の中にそば粉を入れて竹べらでかき混ぜながら煮ます。
硬くならず、やわらかくならずの難しい硬さですが、粉は玉になりやすいのでよくかき混ぜます。
それに、肉汁や野菜のカレーをつけて食べます。
大根を(チョップ、これはタカリー族の調味料で、唐辛子と山椒と塩をまぜた唐辛子)
唐辛子と一緒に潰し、ヨーグルトを混ぜてとき、つけて食べても美味しいです。

3、カンチャンパ
水に少し塩を入れ、そば粉を硬めに練ります。
火が通りやすい大きさにちぎり、長細く手のひらでまるめて、あぶらで揚げます。
このときの油はラードかごま油のような濃い目の油が美味しいです。

4、コケン(蕎麦ローティー)
水にそば粉を溶いて、テフロン加工のフライパンにお玉一杯分ぐらいをおとし、裏表を焼きます。
粉のとき具合はてんぷら粉ぐらいです。あまり大きくしないで、
ぷつぷつ穴があいてきたら焼けています。
これに、しょうゆと唐辛子の粉で食べますが、何をつけても美味しいです。