LIMI's Growth Diary(28th,Aug,2001 No.10)

8月28日 カトマンズ到着しました。ここからLIMI成長記録のしばらくお休みしますという案内をします。
これからタイフーンはムスタン彷徨の山旅に…・・。
昨夜、8月27日、バラサーブ・タイフーンはPm7:50発TG775にてバンコック経由カトマンズへと発ちました。
11月末までの3ケ月間、僕の成長記録はストツプします。
もちろん、お休みの間にも、どんどん成長するのですが、おつさんは僕の故郷から遠く離れたところへ出かけましたが、
チベッタンの人達の世界に入り、慧海師が逗留して勉強したツアーランやアツパームスタンからトルボの映画「キャラバン」 の主人公達の ツアルカへ下って行くそうです。
 まあ、時間があれば現地から、僕の友人達、ムスタンマシチーフのどう猛な犬どもとの奮戦記を送って来るかも知れませんが、 かわいい奴らを拉致して来て僕を追出す作戦を練られると困りますので、ソウならない様に祈つておるのであります。
 さて、この夏は快適な暑さであった。快適という言葉は日本人にとって、どの程度が快適なのか僕には解らない。
僕の知ってる日本人というのは、もの好きな老朽登山隊でリミの谷や北の国境周辺を夢遊病患者のごとくさ迷った大阪のおじさん、 おばさん達とまどかちゃんの賢しこそうなお友達数人、バラサーブの頭の悪そうな岳友人ら、ごく小数の限られた人達であって、 異口同音彼女ら、彼ら達は 「今日は暑いねえ!リミちゃん大丈夫?」と訊ねる。
「何が大丈夫やねん」「アンタら黒鼻頭が乾くぐらい暑いところで寝たことある?」
やっと最近、僕もバラサーブ家の一員として認められてきた証拠に休暇時や夜半にはクーラーの効いた部屋で寝かせて頂けることに なったのだ。それもごく最近やで。
犬が大嫌いで怖いがる「つー君」もやっと最近になって食事時に横へ挨拶に行ても 驚かなくなったし、「お散歩」だってたった1回だけど行ったことがあるのだ。
 僕にとって、二度目の日本の夏はバラサーブが大騒ぎするほど超異常気象現象高温日々経過ではなかったように思う。
日中は確かに暑かったけど、夜はクーラーの部屋で「おねんね」できたから…・・。
 おっさん、イヤ!バラサーブは、ここ2〜3年の西ネパールの高地で過ごしてて、日本の夏の猛暑を知らんのに大騒ぎして 「ヒャー!今日も暑い!」「ビール!びーる」「ド・ひゃー!ビールはさいこうやねえ!」とのたまいまして、 休みの日など深夜3時半から「プシュー!」という音を立てては、メンサーブ純子さんに叱られているのであります。
めずらしくお盆休みは我家で過ごしてビール消化に日々を過ごしておりました。
 
  1873年、パンディツトのハリ・ラムは西ネパールのバルガオンからジュムラ、ティブリコットを通りツアルカに出て、 トジェ・ラからカグベニに出て、ムクチナートへ。ここからダモダールクンドを経てローマンタンに出た。
誰も国境を越えさせてはならないという厳命があったが許可を取得して10月20日ポトゥ・ラ(15080f)を越えてチベットへ 入域した。プラーマプートラ河合流点の2マイル上流チャチュー・ツアンポ川を渡り、 チャチュムという人家で通行止めにされて、ローマンタンへと戻った。
                           Journal of Royal Geographical Society,第6巻(1875)薬師義美訳より

 この記述を実証するために、この秋に大阪山の会老朽登山隊(アツパームスタン氷河・地形、ゴンパと文化人類学学術調査隊は
実施されるのであります???。
で、我家のバラサーブは大変ご多忙?にもかかわらず、ご参加されまして「G」?「痔」ともいう何を、ゴムバンド止め手術なんかが最高超簡単と薦める岳友の水野Dr. の「パチン!はい、手術何秒でおしまい」という難易度の御手術をなさいまして、 8月27日TG乗合飛行機でBKK経由カトマンズへと逃避さないました。 「なんでやねん!ヒキヨーな。アンタ一人だけ行きやがって…・」
なんか、昨日も今朝も優しかったので「おっさん、どこか行くの…?」と問うたのに 「……・フム……イヤ……あの……その……」と もぐもぐしとった。
まあ、ネパールなんかに戻りたないけど、ムスタンというところはチベッタンの世界 なんで彼らの臭いを一杯仕入れて帰えって来たら 「ガブリ!」と歓迎お帰り挨拶をしてやるつもりなんだ。

バラサーブのおっさんがひつこく読んでいたムスタン関係の本を紹介する。
秘境ムスタン潜入記(高橋照)、ヒマラヤ父と子の旅(小松健一)、遥かなるチベット (根深誠)、K2からカイラス(熊谷榧)
ヒマラヤ巡礼(スネルグローブ:吉永定雄訳)、 ムスタン(トィッチ:   訳)、失われたチベツト人のい世界(高山龍三)
河口慧海著作全集第1巻(西蔵旅行記1)、第十五巻 (論集氈j、雲上の神々(小松健一)、
ネパールヒマラヤ(ティルマン:深田久弥訳)、無名峰の聳える国(ティッヒー:福田 宏年訳)ヒマラヤ山河誌(諏訪田栄蔵)、
トランスヒマラヤ下(ヘディン:青木秀男訳)、 カラコルム(吉沢一郎古希記念文集)(日本ヒンズー・クシュ、カラコラム会議)、
河口慧海・人と旅と業績(高山龍三)
Three year in Tibet (E.Kawaguchi),
Nepal Himalaya (H.W.Tilman)
Himalayan Pilgrimage (D.Snellgrove)
Journey to Mustang (G.Tucci)
Mustang (M.Peissel)
Nepal (T.Hagen)
East of Lo Monthang (P.Matthiessen & T.Laird)
The Last Forbidden Kingdom Mustang (C.Marullo & V.S.Boeye)
Southern Tibet & Atlas of Tibetan Panoramas,ETC.(S.Hedin)Land der Namenlosen Berge (H.Tichy)
The Mollas Mustang (D.P.Jackson)


バラサーブ・タイフーンがネパールへ出かけました。
ヒキヨーウなおつさんですが、まあ「食事」「お散歩」
には毎夜、ジュンコ・メンサーブ「うんこひらう係」の
コンビでしてくれたのでしたが、これからはメンサーブ
とまどかちゃんがお勤めしてくれます。
よろしくお願いしまああああ・・・・す。
 

先日のタイフーン11号は大変でしたね。
あれから雨の日とか、とても暑いバラサーブの休みの日
はお家の中で「こんな状態で休んでいます」
オオニシ家の中で一番大きな体型でゴロリ横になってます。
 

私はくサリでつながれていて、「もみじ」の木陰で昼寝している
ところをフオーカスされました。レンガを枕にグッスリ快適昼寝 をしております。