LIMI's Growth Diary(15th,July,2001 No.9)

僕の育ったリミ谷には楓、松、樺などの樹林が育っているけど、竹はないんだなあー。
 ところが今、居候しているTyphoon家の狭い庭の垣根には若竹がいたる所から生えてきて、古竹の葉も茂げり過ぎて……。
バラサーブは、ついに重い腰を上げて、こう叫んだ…。
「こりゃ!いよいよ、刈り取らんとアカンなあ」とやっと決心して、とても暑い日曜日の早朝なのに、鋸と鋏を持出して、
長袖、長ズボン姿で庭に降り立ちました。
 僕にとつて、二度目の日本の夏を越す訳ですので、5月頃からセーター1枚は出来るほど脱毛をして、
準備万端整えて大阪の猛暑対策はシッカとしておいた。去年はクーラーの効いた関西空港動物検疫所に8月上旬から9月中旬まで40日間も
ン万円も払って滞在してたから…・、食事も待遇も、優雅な生活であったのに今年は・……!
 ちょっとヒドイじゃあーありませんか!
野外だなんて…。ナンだかチベット高原風のリミ谷の方が快適だったように思うけど…。それなのに!それなのに!…・・。
メンサーブ純子さんは・……。
「クククク…・貧弱な格好悪い犬になつてしまって…・」と大笑するけど、短い毛並みもいいもんなんですよ。
凛々しくて、見た目にも涼しそうそうだし…・。
 でも、大阪の暑さにはホント参るんだ。
僕の暑さの経験と言えば、涼しい西ネパールのシミコットからネパールガンジへ、飛行機で飛んだ時に「・……ン?何に…?」
「この異常な暑さは・…?」と感じた、だけなんだ。
すぐ貸切長距離バスに、サーダーのアンプルバさんが乗せてくれて、こう言いました。
「おい!リミコーオ!バラサーブにはアンちゃんには、とても可愛がって頂きました」と言うのだぞ!
「沢山、テイネーに苛めて頂きました」なんて絶対、言うんじゃないぞ!
「とにかく、オツさん何ンで急に怒り出すか解らんからなあ」
「フンチャ!」「フンチャ!」「そう!」とネパール人、全員同調。頭蓋骨45度左傾き否定運動をしたのであった。
「ポコン!」「ボコ!」「ボコボコ」
「クソー!喋ったろ…・・アンプルバめ!」「ポコリ」「ポコポコ」「ポコン」愛の鞭音。
「アンプルバの野郎!。絶対、タケちゃんになったろ」(※注:つけ口男の意)
で、恐怖の酷暑タライ平原爆走長距離バスの中は、殆ど失神状態で寝ておりましたから、暑さを感じずにカトマンズへと向ったのです。
 しかし、ここ大阪狭山のバラサーブ家の暑さは、チヨー異常である。
外ではバラサーブが「チョキン!チョキン!」とやや不調和な元気のない音で刈り取り作業が始まっていた。
とにかく危険物を持つバラサーブには近づかない方がいい。
そこで、あまりの暑さに、僕は決心をして「お台所」、決してキッチンとはいえないお部屋に上がり込んでクーラーの涼しさに
「…・ン?涼しい!何んなのこれって・…?」となって、純子さん撮影のバラサーブ・タイフーン家の『お台所』というより
キッチンテントの中という適切表現の写真となった次第であります。
それにしても、暑い日々が続きますねえ。
 みなさん暑中お見舞申し上げます。
 ナンというか、私の成長記録も種切れ気味とちゃいますかねえ。おつさん!

昨晩もアンタ達、水炊き食ったでしょう…!。好きやと言っても暑すぎませんかねえ?
この臭いは僕の好きな、カシ・シャクパ+ストレート・マカロニ入りではありませんね。
マチャですね。それもバラサーブ大好物『鯛のナラカンカール※』ですね。
※ 注:骸骨の意味ですなあ。
はああああ…・い!涼しいですねえー。クーラーはいいですねえー。
僕のふるさとは4000m弱の高さなんで涼しいです。
アンタら涼しい部屋でゴロゴロしてたらアキまへんがな!