19th,July

Til gaonはLIMI(Takche Khola)の谷床より上にあって村には 老人、女、子供がいるのみで多くの働き手はJangで作られた 木製椀(チベット茶、ラマ経の仏具など)のチベツトで使われる この茶器の殆どがこの地方で生産されていて、その本拠地が Jang(ザンと発音)でHilsaと、Tilの人達は販売を一手に引受け ている。高級品は楓の節、松、樺などは普及品で安い。 良いものは内側に銀製をはめ込んであるもの、外側に銀製 の彫刻カバーがついてあるもの・・・・。500Rs〜15000Rsの価格 差があり、村人の誰もが売りに来る。 日本人は始めてなのに、先週二人のアメリカ?親子が来て、 彼らは大量 に買って行った。と村人がいった。 負けじとメンバーもシエルパもお土産を沢山買った。 村の人口は250人ほど、畑には大麦と水菜が作付されていて、 乾燥スライスチーズなどが特産。 大きな立派なラマ神殿を各自宅にあり、3階の部屋の真中に 天井はなく、かかり屋根の下に寝床、片方に炊事場。 多くの家に中国製ストーブ式釜戸、ソーラー発電の家もある。 このように家内工業生産である木製お椀の販売を手がけて 商売というものが発達して・・・、木製お椀以外の外国時計、 中国日用品などを販売をしたり、金持ちはカトマンズに出て 商売をしている者もいる。食料品、特に米、砂糖、ラーメン、 キャンデイ、中国製の酒(ラサ印缶 ビール、コカコーラ)など を売りに来たものもいた。プラン(タクラコット)から2日のゾッキョ での輸送が可能で、生活圏、特に病気についてはプランの 病院へ行く。勿論、車、TVほか近代的なものの殆どがプラン という近代化された所を通じて認識している。学校も病院も 閉鎖中。本流に橋梁工事が開始されて、村の畑にロシアン ヘリが舞い降りた。

村を去る前日、Til村の上部にいたヤクが一斉に集められて ヤク(約)50頭近くが、狭い村中のあらゆる小さな広場に集合した。
小さなこのゴンパの前に村人が集合して、明日からTakcheから上へ 放牧に出る会合がもたれていた。
LIMIの各村からも明日一斉に放牧 に出る。かろうじて私達の荷を運ぶ、
ゾッキョ5頭と馬8頭は村の長老 とJangのヤク使いとサーダーとの話し合いで確保された。
Tilには大きなゴンパはない。村人の持たれている家がゴンパ。
Til村の唯一の広場がこの学校校庭?キッチン、ダイニング、ダンロツプ 6人用テント2張、
8人用2張、コリアンドーム4人用1張でこらんのありさま。 2階にいるカトマンズポーターの後の部屋が教室。
入り口の黒板にアルフア ベットが書かれていたが、今は先生不在で閉鎖されていた。村人は先生を 求めていたけれど、
町の(シミコットが町かなあー)若者には受けられず、 すぐに逃げ出すとか。
カトマンズへ派遣されている学生のUターンに期待している。
 

   CALENDAR