5th,July

Saje Khola CAMPから荷上するヤクは、とても力強い。 普通はゾツキョで60Kgぐらいしか荷を担がせないけど、LIMIのTacheのヤク使いのおじさんは、BCへの路でも BCからTil村へのヤクでのトランスポートでも、ごらんの ように、ものすごい重量 を担がせていた。それにヤクの 図体もでかくて、1頭に(赤い袋はカトマンズでこさえた ダツフルバツクで1ケ700Rsほど)4袋の個人装備で (1袋は平均35Kgx4=140Kg、背の白い袋はウレタン マットで4枚x5Kg=20Kg、合計160Kgも担ぐ、もの凄さで、 僕の今までの経験でも、こんなに担がせたヤクを見たのは 始めてで、もっと面白いのは、このおじさんは、道中は もちろん、 キャンプに着くと必ず「バラサーブ、これどう…!」と品物を見せる。シエルパ連中にもミルクやツアンパ やチーズやヨーグルトをどこで仕入れたのか、上納品と して寄贈していた、なかなかの商売人で、先ず賄賂 をシエルパに渡して、我々へ物を売り付ける。

何か、もう大阪商人まるだしでんなあ。
「そちも中々の悪じゃのーう」
「バラサーブも中々の悪でございますなあ」

我々にお土産の木椀、水晶、宝石装飾品などを懐から 出して、「高いなあー」と値踏みをするとアホなOBAHANs
(セクハラで訴えられるかも・・・、良くない言葉ですなあ) らに売りつける。OBAHANsらの値踏みして買わない。
で、50%の値引きをすると・…。 そう!水戸黄門TV映画の悪代官と悪お傍商人との会話となる。

これだけ運ばせても1頭は1日500Rs。
雇用する側もされる側も HAPPY!なんですとアンプルバは笑いながら言った。
ある日、チベット犬LIMIは彼らに闘いを挑んだが…。
ドドド・・・・と威嚇の猛突撃突進で迫り、一撃の角払いでブッ飛んだ。
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